【B計画】に参加してきました:2日目

だんごまん(BETA)

2013年12月09日 20:15

朝です。6時前には起床。うむ、いつもの時間。

どこかの民族の宴のような集団雄叫びで何度か寝入りを応援されたおかげで、ジャングルの奥地に住む日本人とサバイバルをする、という嬉しい夢を見ました。
寒さを懸念していましたが、大丈夫でしたね。


朝もやでなんともない景色もそれなりに・・・、というわけにはいきませんが、まだ寝ぼけ眼の私からは夢の中の生還したジャングルを思い出させて気持ちがいいです。



皆さんまだ寝入っているこの状態、結構好きです。

さて、昨晩私が寝た後の盛り上がりを考えると宴会場はどうなっているのか?


外観はこんな感じ。



中はこんな感じ。酔っ払って移動をした方が多かったせいか、明らかに散らかっています。
私の椅子とテーブル&ピラミッドグリルミニは置きっぱなしだったのですが、面白いことになっていました。

皆さん徐々に起床し、それぞれに朝ごはんの準備をしだしたので、私も用意します。



今回のダイエット飯。プロテインバーとミューズリーです。ダイエット中なので通常ご飯は1日のみ。また楽しくない食事に戻ります。
(ただ、この日はこの後いろいろ食事コントロールでは失敗します)



サイト前景。カメラに収まりません。



そして念願のねてるさんカフェに私もカップを置かせていただきます。この日はTAKAさんが挽いた豆との2種ブレンド。酸味がなく、苦味が全面に出たすばらしいお味。私のめちゃ好みでした。その旨を誇張なく素直に伝えさせていただいて、お礼をします。

ただ、その後私は撤収準備などしていたのですが、ねてるさんはこのテーブルの一巡のカップにコーヒーを入れ終わると、また次のカップがテーブルに並び、ずっと一人でコーヒーを入れています。申し訳ないです。今度一緒の時は絶対にお付き合いします。



珍しかったのが、某オープンSNSコミュの大阪仲間で参加された、にゃんこさん(注意:男)のサイフォン。美味しそう。
彼はとてもチャーミングな方で、私がもう少し大胆な性格だったら抱きしめたくなるくらい、「ん、もう!」と突っ込みたくなる人です。こういった出会いはグルキャンならでは、ですね。



その後、残りの薪を片付けて・・・。



人間の集合写真とバイクの集合写真を撮ります。私のバイクは撮影ポイントから一番離れていたので、逆から撮りました。

さて、B計画とは紅葉のメタセコイアを見たい、ということで開催された、と風のウワサで聞いていただけに、今度はその紅葉をバックにバイクを並べて写真を撮るのかな、と思って物欲しそうに撤収準備が完了してもブラブラ歩きまわります。
で、主催者のTAKAさんにも「メタセコイア行くよね?」と確認すると「行きますよ」の返事。

(そうだよね!みんなで写真撮るよね!):心の声

私にしては珍しく、集団行動に積極的にな姿勢を取ります。手持ち無沙汰なので、昨晩話が出来なかった方々に話しかけたりして。
そういえば私が話かける一方で初対面の人からは誰からも話しかけられなかった、と気付いたのはブログを書いている今。すいません、既知の友人のように馴れ馴れしくしてしまって。もっと子猫のように振る舞うべきでした。

私の空気を読む機能は渋谷のドコモのアンテナのごとく、時に鋭く、時に鈍感です。
そしてそれは、全員準備が終了しているのに、しばし動く気配のない場の雰囲気を敏感にキャッチしました。多分それまでの会話でのツレナイ対応で素地が出来ていたのもあったかもしれません。

(ん?なんか示し合わせがあるのかな?私部外者?そうだよね、ほとんどの方は初対面だし。私はみなさんのブログを見ているから身近に感じるけど、相手はそうじゃないよね)

と面倒くさいシングルコアがフル回転します。私はこういった人の集まりに慣れていない孤高、いや孤独な旅人。そんな私に一晩のぬくもりをありがとう!と、心の中で呟いて、

「あ、じゃあ、メタセコイア見に行きますね!」

と宣言して誰かが引き止めてくれるのを期待しつつ、一人で出発します。ヘルメットのシールドを下ろした時、ちょっと泣いていたかもしれません。



気を取り直して昨日とは別の場所から撮影開始。10時すぎ。多くの観光的な車が通るため、何度か中断します。
そのうち、遠くからバイクの集団がやってきます。おお~、ツーリングかしら。すごい数だな、と思っていたら


あ。


皆さんでした。


奇しくも、集合写真が実現したわけです。私のバイクも入れて写真を撮ってくれている方もいます。ああ、なんか幸せ。来てよかった!

ここでも誰にも話しかけられない、という現実を認識する前に、ニヤけている顔のまま一人颯爽と先を行きます。

琵琶湖周遊といってもシーズンオフなので、なんか実感ありません。直線を一人で走っていてもつまらないため、自然とスピードが上がります。
そして、シーズンオフ、ということが次の目的地で思い知るのでした。



風車村・・・。シェルターから出たらゾンビによって人がいなくなった世界みたいに閑散としています。オンシーズンの時は屋台とか出て盛り上がっているのかもしれまん。こういった場所は通年は難しいのかしら。考えようによってはいろいろできると思いますけど。
ゾンビが来たらどこに逃げるか、とシュミレーションをしながら場内を一周。バイクのツーリングの小集団がいまして、大阪弁が聞こえたことで関西圏にいることを認識して次の目的地へ出発。

そもそも食べることが出来なければ旅の魅力は半減するのではないかと思います。そんなダイエット中の私が薄っぺらい「びわ湖」なるガイドブックで見つけた場所。

そう、建築です。実は私、建築物大好きっ子でして、設計士にもなりたい、と何度も思ったことがあるぐらい。思うだけで実際には資本主義どっぷりの世界に行ったわけですが、それでも色々な建物を見て回ったり本を読んだりして、自分が建てる場合は、住んだ場合は、とかわいい妄想をするのです。

そんな私が行くのはヴォリーズ、という建築家が設計した建物群がある場所。琵琶湖を反時計回りに回っている私にとって途中の場所になります。効率いい観光設計です。



最初の場所はクラブハリエ。



裏手のカフェ奥の建物がその設計らしいのですが、ここはお茶する時間はないので外から見るだけ(なにそれ)。



トイレがある2階にはずらっと何かの賞をとった的な額に入った証書がずらり。これだけの数がなんの賞かわかりませんが、とりあえず圧倒されてしまいます。用を足した後に権威に弱い小市民である自分を再認識&叱咤します。

(ならば、食してやる!ふふふ、俺の舌は肥えておるぞ!なめんなよ!)

誰もなめてなどいないのですが、なぜか敵意むき出しで予定にない商品購入へと向かいます。



購入するのはやはりその場での出来たてバーム。目の前で手際よく次々とバームが切られていきます。恰幅のいい男性はサンタの格好の特別仕様。焼くのはサンタ。砂糖コーティングと切るのは手前の女性。ニコリともせず黙々と作業をする姿にうっかり見とれてしまします。そして列の途中のテーブルには「ドライバーム」という商品も。

(ドライ?乾燥しているのか。こうなったら出来たてと乾燥、両方試してやんよ!)

ドライバーム1個と出来たてバーム2個を購入(一つはその場で。もう一つは冷めた味の確認用)。
一応、賞味期限は当日中、となっていますが、それは出来たては暖かいため、包装の封が閉じていないため。日持ちはするとにらみました。

で、出来たてを店外の路地奥で立ちながらモグモグ。
どれどれ、バームクーヘンなんてどれも一緒だろ?と思いながら。

ぐほっ!う、うまい!写真を撮り忘れるほどうまい!

暖かいバームクーヘンは卵の香りがほのかに。甘すぎず、素朴な味といったらいいのか。子供の頃にお金持ちの友達の家に行った時に出てきた手作りケーキの味みたいな感じ。そんな経験は無論無いのだが、例えるならそんな感じ。

もぐもぐ、うむ、暖かいのは今だけだからな、もぐもぐ・・・。

あっと言う間に1個完食。完全にカロリーオーバーかつ栄養バランス欠如です。
残りの一つも食べたい衝動にかられながらふと周りを見てみると。











素敵な町並みでした。情緒あるのにそこまで観光地化されていないというか。
それでは、ちょっと散策して本来の目的である、この周辺3キロ圏内にあるヴォリーズ建築を見て回ることにします。



なので、最初はこのヴォリーズ記念館。中は予約がないと見れませんが、この周辺の建築物のマップでもあれば、と思い呼び鈴を鳴らします。

「そういうのは無いんです」(インターホン越しの女性の声)

と、一刀両断。
記念館なのにまとめて無いのか。というより、必要がないほどそれが目当ての観光客が少ないのかな、とちょっと寂しい気持ちになりながら、この記念館の前でグーグル先生と相談していたら、中から人が。

「建築物をまとめたマップは無いのですが、こういった飲食店のマップで良ければ。せっかく来ていただいたので」

となぜか冬の手あれのお供、ユースキンの試供品クリームと一緒にマップをいただきました。
オススメ等も教えていただき、ありがとうございます。

時間もアレなので周遊を急ぎます。



通常運営している学校。



旧郵便局。今は展示スペースになってます。



協会。この日は特別公開(有料)していていたのですが、時間が無いので外見だけ。決して入館料が惜しかったわけではないです。



学校パート2。こちらも通常運営。



洋館。この日はこれも特別公開中だったのですが、これまた有料。何度も言いますが、時間が無かったので中は入りませでした。



こちらの洋館はちゃんと人が住んでいます。ものすごいデカイ家でした。名探偵系の舞台になりそうなですね。

これでこの周辺のヴォリーズ建築はすべて見たと思いますので、次の目的地へ向かいます。次も反時計回りに進む先にあります。



どん!
この写真だけで場所がわかる人はそっち系の人ですね。そう、人気のアニメ「けいおん」の舞台となった豊郷町立豊郷小学校です。
いわゆる、聖地巡礼です。



「けいおんでまちおこし実行委員会」があるらしく、特別校舎にはファンが持ち込んだグッズの展示が。



楽器も。



カフェメニュー。



等身大?パネルもあったり。こちらのカフェにはコスプレをした方達が数グループ語らっていました。でも、なぜか見た目中肉中背中年、と中が3つ付く男性に限って女装のコスプレをするのはなぜでしょうかね。
どちらにしても、好きな格好をして、好きな場所で、好きなことを語らう。こういった場所が増えつつあるのは良いことです。
普段周囲に気を使って生きることが当然のスキルのように言われる日本人には必要だと思います。



本校舎の音楽室には劇中のバンドセットが。何人か実際のミュージシャンが窓際では楽器をしまっています。何か生演奏があったみたい。



もちろん、放課後ティールームも忠実に再現。



そしてコスプレっ子達も。ああ、イベント間に合わなかったのが非常に残念。
(※顔出しの許可いただきました)



せっかくなので、恒例の記念写真。後ろの白線の奥には車両進入禁止なので、さっと撮影して次の方に譲って出発。

ちなみに、この学校もヴォリーズの設計です。なので、けいおんファンじゃないツアーの方達もいます。その中の一人のおじいさんが本校舎入り口横に設置してある灰皿の横に地べた座りして、なぜか灰皿を使わずに灰もタバコも場内に落として、その後ツアーに合流したのが印象的でした。多分、学校というものを憎むべきトラウマがあって、ささやかな反抗をしたかったのでしょう。真っ白な校舎を汚してやったぜ、ちょっとな、みたいな。

次の目的地は紅葉の名所だったのですが、日が既に落ちつつある時間。諦めて一番近い高速のインターに向かいます。
そこは彦根。ならば彦根城も見とくか、と向かいます。

知らなかったのですが、彦根城は外堀からすべて有料です。城内や天守閣は有料、というのは数々ありますが、全てが有料というのは初めてです。城は外周からは見えないように、しっかり樹木で隠しています。なんかここまで来るとテーマパークですね。歴史散策の気分が削がれたので帰ることにしたのですが、ふと観光案内を見ると先ほどの建築家ヴォリーズ設計の洋館があるではないか。もち、行きます。



なんか地元の集会所になっているらしく、一応現役で使用されているようですが、ちょっと荒廃しています。裏手にはゴミも。
多分ハイシーズンはいつも綺麗で観光客であふれているに違いないと思います。絶対です。

さあ、もう帰ります。
今度は寒さに凍えないように、マメにインターで休憩を取ります。

名古屋を過ぎた辺りから眠気が襲ってきますが、実は今回は秘策があるのです。



バーン!なんか運転には怖い名前のエナジードリンク500ml!!

これだけデカイとカフェインとかアレとか、その他色々凄そうです。東京から持ってきていて、いざという時に飲もうと思っていたのです。これを一気に飲み干し、即出発します。

さ、寒い・・・。

キンキンに冷えたエナジードリンクのお陰で、体の芯まで冷えてしまったようです。今まで外気でも感じなかった寒気が内からこみ上げてきます。

マジか。本当のバカか、俺は。

そんなことを考えながら特に大きな渋滞もなく無事帰宅出来ました。

途中、3車線の名神道路のなんてことのない直線の追い越し車線で3台の車がちょっとした玉突き事故を起こしていて、まだ警察も来ていなくて中央分離帯に数名のドライバーと思わしき若者達が寄りかかってお話していました。追い越し車線なのにまるで市街地のような被害状況に不思議に思って通り過ぎたら直後、反対車線に大型トラックが横転して2車線を埋めてしまって大渋滞。もしかしたらこの瞬間を見ての玉突き事故だったのかもしれませんね。
もしこれが自分だったら。バイクだとちょっとした追突でも高速道なら体と魂がフライ・アウェイしてしまうので、気をつけないとなりませんね。


久しぶりのロングツーリングとキャンプ、このように堪能したわけです。

主催者のTAKAさん、ありがとうございます&お疲れ様でした。そして現地でお会いした方々、感謝です。


※ネットで今話題の新うまい棒「シュガーラスク味」をおみやげに大量に持っていったのですが、初日の一人風呂上がりに宴会に参加した時は既に色々な凝った料理が回っていて、とてもこんなショボイお菓子を出す雰囲気じゃなくてそのまま持ち帰って、帰宅後一気に15本ぐらい泣きながら食べたことは内緒です。ドライバームも一緒に平らげました。おかげ様で週末で4キロ太りました。




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