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デュアルパーパスという日本では人気のないカテゴリーのバイクで、キャンプに行ったり、行かなかったり。
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2013年12月18日

世田谷ボロ市にキャンドルランタン探し

世田谷ボロ市にキャンドルランタン探し


こんなブログでも更新を再開すると微数ではあるがアクセスがある。更新をしてない日でもなんからのアクセスがあったりする。もちろん、その半分は私のコメントチェックのアクセスであることもここで明言しておく。

そんな中、キャンプに行った時だけ更新となるとあまりにも更新頻度が少なく、せっかく当方の惰ブログに来てくださった方になんとく申し訳ない気持ちになった。そしてネタと考えた時に、先日のグルキャンで崩壊したキャンドルランタンの替りになるモノはないかな、と先週末に「世田谷ボロ市」に行ってきたことを書こうと思いついた。写真は冒頭の一枚という潔さである。

東京の人以外にはあまり馴染みがないかもしれないが、「世田谷ボロ市」は天正6年(1578年)に小田原城主北条氏政がこの地に楽市を開いたのが始まりで、世田谷を代表する伝統行事として、400年以上の歴史を有し、最初は古着や古道具など農産物等を持ち寄ったことから「ボロ市」という名前がついたといわれている、結構盛り上がる蚤の市なのである。場所は高級住宅地の世田谷の中でも上町駅から少しの住宅街の一角。この2日間は日本全国から様々な出店が地元の出店と混じり、大変カオスな状況となる。私は過去に数回行ったことがあって、1時間近く並んで名物の「代官餅」も食べたことがあるが、つきたてで忘れられない美味しさ、とまで言われるこの餅を、この日までその味どころか名前さえも忘れていた私は相当普段から美味しいモノを食べていて記憶が上塗りされているのか、当時一緒に行った彼女の記憶ごと忘れようとする脳の鎮痛作用かどうか、未だ結論は出ていない。

私のボロ市の記憶は3つ。「人混み」「初めて食べた屋台のシャーピンが美味かった」、そして「骨董の出店群」である。細工の施された香の瓶などがインプレッシブだったこともあり、ふと、(キャンドルランタンの替りになるような骨董品があるかも)と思ってしまったのだ。今思えば希望的観測だったと思う。とにかく、乗っているだけで職質に合うMyボロ自転車に跨って向かうことにした。



途中の幹線道路沿いに薪を積んでいるカフェがあった。立ち止まって見ると、2階は東京ストーブという店。先を急ぐ身ではあるが、薪ストーブキャンプデビューを果たした私。所得格差よりも興味が勝ってしまい、階段を登る。

幸いなことに他に客はいなかった。

「いらっしゃいませ!」

奥から蝶ネクタイにベストを着た小さな紳士風の一瞬「来栖けい」と見間違えるような店員さんが出迎えてくれた。しばし歓談。家庭用の薪ストーブは完全密封だから炎がゆらめいて綺麗に見えることや、炎の色を変える人口薪があること、壁掛け型の液晶テレビのような高級薪ストーブがあることなど、異次元の情報を色々教えていただく。「薪ストーブ本体は安いんですよ、高いのは煙突」という来栖けいに対して、「あ、本当だ。値段はお手頃ですね~」と言ったのは見栄でした。すいません。

薪ストーブの暖かさに慣れてしまい、外気と懐の寒さに耐えながら上町駅到着。メインストリートは相変わらずすごい人。出店はざっくりいうと
・地元店
・飲食
・骨董店
・おもちゃ等中古
・着物の端切れ等布店
・従来のテキ屋
とあり、私の目的は骨董店だ。今年は骨董店が比較的多い気がする。手放さざる負えない人が増えた、と考えるか、余裕が出来て需要が増えたから供給が増えた、と考えるべきか。そんなことを考えながら一周してチェックしてみる。

そもそもキャンドルランタンにそこまで凝るのはなぜか。人と同じモノを持ちたくない、ということではなく、キャンドルに思い入れがあるからだ。
当時、切符も窓口で買うような、ど田舎だった茅ヶ崎出身の私。東京で一人暮らしをした時に部屋にキャンドルの明かりだけを灯して酒を飲んだり、お風呂にキャンドルだけで長風呂したり。それが優雅な時間でお洒落、と盲信しており、部屋には常にキャンドルがあった。蜜蝋のモノをプレゼントしたこともある。もちろん、それがハイセンスである、と思っていた。

そんな田舎者丸出しだった夢見る純粋な若者は現実主義の汚れたおっさんになった。それでも、キャンドルの明かりには未だ「キュン」とするものがあり、その外装(ランタン)はアウトドアではなく、インテリア風にしたいのだ。

結論からいうと、惜しいモノはあったがキャンドルランタンの使用に耐えうる骨董品は無く、早々と散策は散歩になった。

それにしても、老人同士の会話力というのはスゴイものだ。

「(ネックレス風の紐を購入したご婦人)手がさ、効かないからさ、後ろで結べないのよ、アンタ結んでよ~」

「(骨董屋おやじ)そりゃ出来ないよ。大丈夫だよ、それで」

何が大丈夫なのかよくわからないし、おばあさんも購入した客の立場を最大限使って、「ねぇ~、手がね、手がね、歳だとコレだから」と何度も同じことを繰り返して懇願する。

「もう、俺が結んでやるよ!」

と二人の会話に口を挟む寸前だったが、そうやってすぐ結論と結果を求めるのはヤボなこと。多分、一見無駄なやり取りも露店で何かを買う、ということなのだろう。こういった江戸っ子魂が足りないのは私が生粋の湘南ボーイだからかもしれない。

場所が場所だけに、やはり芸能人夫婦にも遭遇。女優さんの方はすごい綺麗で背が高いのは当然だが、俳優の旦那さんがスラっとしてスタイルバツグン。身長が私と1cmしか変わらないとは思えない。なぜだろう、と考えてすぐ結論に至った。私は顔がデカイのだ。バランスの問題。普通に写真を撮ると自分でもびっくりすることがある。こればかりは痩せても変わらないのが悲しい。仮に小さくなった所で女優と結婚出来るわけではないので何が悲しいのかよくわからないが。


収穫もなく独り帰る途中、カルディのコーヒーと試食を勧める女性店員さんの笑顔に体もココロも暖かくなり、色々購入。必要なかったけど、もう、この時は「こんなワタクシめにも笑顔を振りまいてくれた!何かお返ししなきゃ!」という、ディズニー映画のに出てくる都合のいいモンスターのような気持ちになってしまったのだ。ボロ市であまりにも老若男女のカップルを見すぎて、無意識にボディーに効いていたのかもしれない。ボディー・ブローは後半足とスタミナに効いてくるというが、本当だと確信した。


そんな自分を知ってしまった私はその日の夜、アウトドア用のキャンドルランタンをネットで購入した。何かまた少し大人になった気がした。








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Posted by だんごまん(BETA) at 19:26│Comments(4)日記
この記事へのコメント
どこに突っ込めばいいのか、よくわかんないなww

キャンプネタじゃないほうがオモロイかもw
Posted by syu1392syu1392 at 2013年12月18日 19:52
>syu1392さん

>キャンプネタじゃないほうがオモロイかも
んなこと、いわんといてください!
泣きます。
Posted by だんごまん(beta) at 2013年12月18日 20:31
おもしろい!(^O^)
文章のセンス抜群やね~
Posted by ねてるねてる at 2013年12月18日 21:47
>ねてるさん
お褒めいただきありがとうございます。
更新があまりにも少ないのに気づき、お茶菓子的に書いてみました!
Posted by だんごまん(BETA)だんごまん(BETA) at 2013年12月18日 22:32
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